その中でも自慢は「道路交通利用者満足度調査(平成17年度国土交通省)」(平成18年度以降未実施)で全国総合1位となった道路網。
中国自動車道、山陽自動車道の2つの高速道路が山口県内を東西に走り、各ICからは一般国道・県道が県内の主要都市、JR駅、港湾・空港を結んでいます。
本州と九州の結節点である山口県は、東西に走る中国自動車道と山陽自動車道により中国圏域や九州圏域と結ばれており、一部併用開始、延伸工事中の山陰道の整備に伴い、これらの結びつきが強化されています。
さらに、これらの高速道路と、国道2号や国道9号などの一般道路の整備により、移動時間が短縮され、広域交通拠点へのアクセス性の向上が図られるなど、道路は、本県が誇れるインフラの一つです。
なお、道路舗装率(平成28年4月1日現在 94%)は全国第5位(簡易舗装を含む)で、国土交通省が実施した「道路利用者満足度調査」では全国総合1位になるなど、抜群の道路環境を誇ります。
山口県の空の玄関である山口宇部空港、岩国錦帯橋空港からは羽田便が運航(それぞれ10往復、5往復)され、所要時間は片道1時間30分と、東京への日帰り出張にも便利です。
また、どちらの空港も高速道路からのアクセスがスムーズで、無料(※)で利用できる駐車場を完備しており、利便性の高い空港です。
また、萩・石見空港や北九州空港など利用可能な空港が近くにあり、首都圏へのアクセスに優れています。
山口県の瀬戸内海側においては、多くの島々や半島に囲まれた天然の良港を形成しており、韓国、中国等の東アジアに近いことから、2つの国際拠点港湾(下関港、徳山下松港)があり、自動車関連、石油化学関連製品の取扱いが多いことが特徴です。
特に、徳山下松港、宇部港は「国際バルク戦略港湾」に、下関港は「日本海側拠点港(総合的拠点港)」に選定され、本県港湾の優位性を更に高めています。
山口県内には新幹線駅が5駅(新下関駅、厚狭駅、新山口駅、徳山駅、新岩国駅)がり、県内各地からのアクセスも容易です。
また、コンテナ貨物を取扱う拠点が5個所(下関駅、宇部駅、新南陽駅、岩国駅、防府貨物新営業所)あり、企業の陸上輸送手段の選択の幅を拡げています。
山口県は、東京までの距離よりソウル、釜山が近く、国際拠点都市として優れたロケーションを誇っています。
特に下関港は、釜山航路、蘇州航路の2つの国際フェリー航路を持ち、東アジアとの交流の窓口として発展。さらに現在、日本海側では新しい国際的物流拠点となる下関沖合人工島「長州出島」を有しています。(2019年供用開始)
国際フェリー航路