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柳井工場から新たな挑戦:地域社会との共栄を目指して

INTERVIEW 日鉄ドラム株式会社
代表取締役社長 近松 幸士郎 氏 業種 鋼製ドラム缶の製造販売

日本初のドラム缶製造企業

 当社は昭和9年、日本で初めて鋼製ドラム缶を製造した会社です。以来90年以上にわたり、鋼製ドラム缶を通じて、石油・化学産業様の製造する製品の安全で効率的な物流に貢献して参りました。柳井工場は、当社にとって5つ目の工場となります。振り返りますと、当社が新工場建設を行ったのは、昭和43年に遡ります。おおよそ半世紀ぶりの新工場建設のため、用地選定、工場設計、製造機械選定及び工事含め、従業員にとっては何もかも初めての経験でした。その過程において、山口県始め、柳井市役所、近隣企業・住民の皆さまには大変なご助力とご支援を賜ったものと認識しております。当柳井工場は、当社にとって中国地方のお客様に鋼製ドラム缶をお届けするため、これまで当社が培ってきた「ものづくりへの矜持」を全て注ぎ込んでおります。柳井工場は、今後当社の中核工場として重要な役割を果たすものと考えております。

山口へ進出した理由

 鋼製ドラム缶は、空缶状態でお客様に出荷を致します。お客様が「必要なときに、必要な数量を出荷する」には、「お客様近隣立地」が進出地選定の重要な要素となっておりました。中国地方は、鋼製ドラムを最もご愛顧頂いている「東ソー 南陽事業所様」を始めとした、国内鋼製ドラム缶の「最大消費地」です。その中で、柳井市は、当社製品をご愛顧頂いているお客様の「輸送中心点」にあたる位置にあり、製品出荷には「最適立地」であったことが最大の理由になります。また、言うまでもなく、山口県、柳井市の有形無形のご助力も進出決定にあたり大きな要素となりました。

地元、柳井市のために

 柳井工場は、国道188号線沿いに位置し、ひと際目立つ場所にあります。地元企業、進出企業の皆さまの中では新参者ではありますが、地元を盛り上げる活動に積極的に取り組むことにより、地元、柳井市に貢献したく存じます。また、地元の優秀な学生の皆さまにとって良き就職先となれるよう、社業に一層精励して参ります。

日鉄ドラム株式会社

日鉄ドラム株式会社 柳井工場
日本製鉄株式会社の子会社。昭和9年創業。鋼製ドラム缶の製造・販売が主たる事業。
令和2年8月に柳井市と進出協定書を締結。柳井工場は、令和5年5月にフル生産開始。敷地面積約2万㎡。